ソーシャルビジネス 企業事例3選~森林問題編~

今、この社会には地球温暖化や災害、フードロスなど様々な問題があります。
それらの問題の解決を目的とし、おこなうビジネスのことをソーシャルビジネスといいます。
今回は国内で特に「森林問題」をテーマに社会課題解決をおこなう企業を3社紹介します!

ソーシャルビジネスとは

ソーシャルビジネスとは、社会課題の解決を目的としておこなう事業のことを指します。
一般的な企業は、営利を最大の目的としているのに対し、ソーシャルビジネスをおこなう企業は、何らかの社会課題の解決を一番の目的としています。

ソーシャルビジネスでよくある社会課題テーマ
―環境問題解決
―貧困問題解決
―フードロス問題
―児童虐待問題
―教育格差問題
など多岐にわたります。

ソーシャルビジネスが注目される理由

1. 世界の共通認識ができた

まずは、様々な社会問題が深刻化し、世界各国としてもそれらの課題解決を進めていかなければならないという共通認識が生まれたことにあります。
よくきくSDGsやカーボンニュートラル等、社会課題の解決を目指した言葉を耳にする機会も多くなったのではないでしょうか。学校教育にも取り入れられてきています。

2. 社会課題の深刻化

災害の発生が頻繁になったり、世界の人口増加による食品の確保の危機など、世の中の社会課題が深刻化してきていることがあげられます。また、今すぐにでも取り組まなければ課題が大きくなるという危機感や緊急性も増しています。

森林をテーマにした
ソーシャルビジネス企業3選

その中でも今回は環境にテーマを絞り、課題解決を目指す企業を5社紹介します。

1. 株式会社 中川

和歌山県田辺市を拠点に、伐採された山に植林することを主とした育林業を行う林業ベンチャーです。
空き地を利用した苗木の自家生産や獣害対策なども行います。林業のスペシャリストによる書類作成代行や作業道設計などのコンサルティング業務や、学校への出張授業などの教育事業、その他にも林業を盛り上げる様々な企画・事業を展開しています。

2. 株式会社 百森

山と人がともにある社会をつくるというコンセプトを掲げる。株式会社百森は岡山県の西粟倉という村で、主に山林管理や山林活用の事業をしている企業です。山に関わることで人の暮らしが豊かになり、人が関わることで山もまた豊かな場所となるよう、私達は水先案内人ならぬ「森先案内人」を目指しています。

3. ソマノベース

土砂災害による人的被害ゼロを目指し和歌山で事業を行う会社です。
MODRINAEという植林用苗木を家庭やオフィスで育てて戻すプロダクトを開発して販売しています。現在全国各地で2,000本近くの苗木が育てられています。

まとめ

カーボンニュートラルやSDGsの実現等、世界規模で環境問題の解決が注目される中、国内でも森林に関わるソーシャルビジネスに関連した林業・森林ベンチャー企業が誕生し始めています。
森林は海にも里山にも繋がる命の源。私たち人間にとっても森林の問題は他人事ではありません。あなたが働いている企業や、個人としても森に貢献できることを探してみてはいかがでしょうか。

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